社会福祉士とはどんな国家資格?現役社会福祉士が解説していきます!

社会福祉士という国家資格を取得してから20年が経とうとしています。

今までさまざまな医療介護の施設で対人援助を経験しました。

今回は社会福祉士という資格にについて

  • どんな資格なのか?
  • 試験の難易度は?
  • 合格率は?
  • 勉強方法は?

などの疑問にお答えしていきます。

これから社会福祉士を目指そうと考えている方のお役に立てると嬉しいです!

社会福祉士とは

社会福祉士とは、通称「ソーシャルワーカー」と呼ばれる社会福祉職の国家資格

たとえば、病院では医療ソーシャルワーカー、施設では生活相談員などと呼ばれており、働く場所で呼び名が変わります。

身体的・精神的・経済的に困っている方からの相談を受け、生きにくさを解消できるようにお話しを聴き、専門職としてのアドバイスをし、サポートする仕事です。

また、他機関や他職種との連携や社会資源を発見し活用する力が求められます。

活躍の場としては児童や障害者、生活困窮者、地域住民など幅広いといえます。

社会福祉士は名称独占の資格

社会福祉士は名称独占の資格です。

国家資格には「業務独占」と「名称独占」の2種類があります。

社会福祉士の資格を取得している人が社会福祉士と名乗ることができますが、社会福祉士の資格がなくてもソーシャルワーカーとして働くことは可能です。

つまり「社会福祉士の資格を持ってるから、社会福祉士だよ」と言えるということ。

介護福祉士も同様に名称独占の国家資格になります。

逆に医師や看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの国家資格は、「業務独占」の資格なので資格がないと仕事ができません。

社会福祉士は1987年の「社会福祉士及び介護福祉士法」が制定されて生まれたので歴史はそこまで長くありません。

昔は社会福祉士を取得していなくても相談援助の仕事ができていましたが、「今は資格がないと採用しない」という医療機関や施設が多いです。

試験の難易度

大学が社会福祉士養成課程でしたので、大学4年生の1月下旬に受験をしました。

18年前ですが、難易度はさほど変わっていないように思います。

合格率は30%前後。

今も昔も変わらない合格率。難易度に差が出過ぎないように試験問題を作成するのは凄いな!と思います。

付け焼刃の勉強では合格を狙うことは難しいと言えます。

社会福祉士の勉強方法

社会福祉士はマクロ、メゾ、ミクロといった視点を求められる資格ということもあり

出題される分野も幅広いので計画的に学習していく必要があります。

社会人になってから取得するのは大変だとよく耳にしますが、時間を確保して効率よく学習して合格する方も多いです。

一度、取得してしまえば、更新することはありませんので、社会福祉士を目指す方は諦めずに合格をぜひ勝ち得ていただきたいです。

私が行なった勉強方法としては

テキストはざっくり理解してから、過去問を10年分繰り返し解く!

ということを大学4年生の時にしていました。

卒論の作成をしながら、就職活動をしながら、バイトをしながら、、、

それなりに忙しかったのですが、友だちと自主ゼミなんかを作って集中して勉強できる環境づくりを行い勉強したなぁと思い返しています。

社会人と比べるとやはり時間の確保はしやすかったのか、じっくり勉強できました。

試験当日は、いじわるな問題が多いなぁという印象だったので問題に慣れることが大切だと思います。

ちなみに社会人になって取得した介護福祉士や介護支援専門員の資格は、仕事の疲れとの戦いでした(笑)

まとめ

今回は、社会福祉士がどんな国家資格なのかざっくり解説してみました。

  • 社会福祉士とは、通称「ソーシャルワーカー」と呼ばれる社会福祉職の国家資格
  • 社会福祉士は名称独占だが活躍の場が多い
  • 社会福祉士の資格取得を求める職場が多い
  • 合格の難易度は30%前後
  • 不合格でも諦めずに取得すれば更新する必要なし

最後まで読んでいただきありがとうございました!